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学びの多様化学校(不登校特例校)の設計事例
不登校児の推移と対応
近年、子供たちの多様なあり方を後押しする形のひとつとして、学びの多様化学校(不登校特例校)が全国各地で開設されています。
令和4年度は小学校・中学校における不登校児の数も最多を記録しているなど、その需要は今後も高まっていくことが考えられます。
(参照:政府統計の総合窓口e-stat.不登校児童生徒の在籍学校数.2022より)
不登校児が増加していることはもちろんですが、その増加の仕方にもそれぞれ特徴があります。
下記添付にもありように、不登校児の増加率が高いのは小学生ですが、中学校入学を機に不登校になる児童が急増する傾向があります。
(参照:こども家庭庁.不登校特例校の設置促進及び教育活動の充実より抜粋)
このような児童のあり方に応じて様々な配慮が必要になる中、ベル建築研究所では多様な学び方を求める中学生のために学びの多様化学校(不登校特例校)の設計に携わりました。
学びの多様化学校(不登校特例校)の設計事例(東京みらい中学校・飛鳥未来高等学校)
ベル建築研究所が設計したのは、東京都足立区の「東京みらい中学校・飛鳥未来高等学校」です。
東京みらい中学校・飛鳥未来高等学校の構造はRC造、延床面積は 6289m²となっており、2023年5月に竣工したばかりの新築です。
思わず通いたくなる学校を目指し、オープンスペースやライブラリーラウンジ、ピロティなどを充実させ児童が少しでも楽しく過ごせる環境を設計しました。
校庭とエントランスを繋ぐ半屋外のピロティ空間
季節を感じながら過ごせる心地よい空間となっております。
天気の良い日はここで読書をしたり、綺麗な校庭を眺めたりしながら、生徒がゆったりとした時間を過ごしてもらえるように設計・デザインいたしました。
各階の廊下に設けたオープンスペース
各階には、デザイン性の高いオープンスペースを設けております。
授業間や休み時間にこの場所に生徒同士が集い合って素敵な交流が生まれるようになればと思い、設計いたしました。学生時代の思い出の場所のひとつとして残ってくれたら嬉しいです。
心躍る1日の始まりとなるライブラリーラウンジ
ライブラリーラウンジは生徒が登校して教室に行くまでに通る道にあります。
ベル建築研究所では、東京みらい中学校・飛鳥高等学校の設計に携わるうえで、
今までのありふれた”学校らしさ”を踏襲するのではなく、“入った瞬間に思わずワクワクしてしまうような学校づくり”、“登校したくなる学校づくり”をすることをテーマとしました。
コラムには載せきれない東京みらい中学校・飛鳥未来高等学校もご覧いただけます。
ご関心のある方は下記よりご覧ください。